Maxtrox DualHead2GoをMacでWidscreenで使う際の注意点

MacBook Pro等で、二つの外部ディスプレイを使う際に、
選択肢として有名なMatrox DualHead2Goを購入したのですが、
widescreen解像度で使う際に、かなり手間取ったので、
参考までに注意点を少しメモしておきます。


商品情報は、↓を参照してください。
http://www.matrox.com/graphics/jp/solutions/mac/th2go/


今回は22"のディスプレイを二つ用意して、
3360x1050 (2*1680*1050)を使う事にしました。
(解像度の違うディスプレイを使う場合は、
低い方に合わせなくてはいけないため、
同じ解像度のディスプレイを使った方が得です。)
使用マシンは、MacBook Pro Core Duo 2.0GHz
(ATI Mobility Radeon X1600)です。



まず、普通に繋げた初期状態だと、
解像度の選択肢に、3360x1050や3840x1200等の
Widescreen解像度が入っていません。


http://www.matrox.com/graphics/en/support/compatibility/gxm/resolutions/#mac_notebook
によると、ATIドライバとEFIが最新版でないと、使えない解像度があるとのことですが、
これも最新版になっていました。


サポートデスクにメールで聞いてみた所、
widescreen解像度を利用するためには、
Matrox PowerDesk for Mac”をインストールする必要があるとの事。


その回答をもらう前に、既にそののドライバのインストールは、
試みていたのですが、なぜかインストールできなかったので、
その時点で詰まってしまいました。


というわけで、最後の手段として、rootユーザでログインしてみたところ、
インストールに成功しました。
今回は、念のために英語環境にもした上でインストールしたので、
それも必要な条件かもしれませんが、
インストールした言語環境のもとでのみしかPowerDeskを起動できないので、
まずは、日本語環境で試された方がいいかもしれません。
(もし、それで成功された方は、ご報告いただけると幸いです。)


しかし、rootのままではPowerDeskは起動できなかったので、
自分のアカウント(インストール時の言語のまま)で起動します。
まずは、PowerDeskのコントロールパネルで、
"Configure Based on Attached Displays"をクリックして
3360x1050のコンフィグを作ります。
それをハイライトして、←ボタンをクリックして
解像度の選択肢に追加します。
”Number of Displays"を2にして、"Aspect ratio"をWideにしたうえで、
"Supported Resolutions"にその選択肢があるか確認してください。


次に、PowerDeskのメニューから、Change Display Settingを起動して、
そこにある選択肢から最適な解像度を選んで、"Apply"をクリックすれば、完了です。
(普通のディスプレイ環境設定からでもできるかもしれません。
この最初のApplyの前からできるかは、確認してないので分かりませんが、
した後は、インストール時以外の言語環境科でも確実にできます。)


というわけで、無事MacBook ProLCDを含む三画面が利用できるようになりました。
二画面の方は、大きな一つのディスプレイとしてしか扱われないので、
(PowerDeskでこの問題も解消されるのでは、という淡い期待はついえました。)
少々不便な所(ウィンドウの位置を覚えていないアプリのウィンドウが
二つのウィンドウの間にでてきたり、フルスクリーン再生が二つの画面をまたがったり等)
もありますが、増えた画面サイズはやはりいいですね。


今後、便利なユーティリティを見つけ次第報告します。